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高円宮杯 第20回全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会 1次ラウンド第1戦

Img_1424_r 高円宮杯が開幕しました。
名古屋グランパス相手に8-1の大差で優勝してからもう一年が経つのですね。
今年のチームは去年の山田直輝や高橋峻希のような強烈な個は無いものの、チームとして良くまとまって、常に全員が100%出し切る好感を持てるチームです。
会場は去年の優勝効果なのか、ただJリーグが無いからなのか分かりませんが、1800人を超える観客が集まりました。

第一試合では静岡学園対米子北が行われ、手堅い守備からのカウンターで効率的に加点した米子北が3-1で静岡学園を下しました。
米子北のサッカーは守備ブロックを固めて、ボールを奪ったら素早く前線のスピードある2トップを走らせるというシンプルなもの。一度や二度なら静岡学園も跳ね返せるけど、これが10回、20回と続くと守備のどこかに僅かなミスが出てくる。米子北の2トップはこれを見逃さず抜群の決定力で3点を奪って見せた。
レッズユースからすると米子北のようなサッカーは苦手な部類だろう。
出来れば2戦目までである程度勝ち点を積み上げておきたい、そう思いながら試合を見ていました。。

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【浦和スタメン】              【FC東京スタメン】

 11磯部  19高木 17矢島倫          10重松 09山口    
     
13岡田  10石沢         11梅内         07星
        20広瀬                08年森 17笠原
 21若井 03畑本 05大里 06岡本    03阿部 26松藤 06平出 13武藤
        01中村                   01崔

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FC東京はスタメン、ベンチともに18山崎直之の名前が無い。ケガだろうか。
いくつか見たFC東京の試合では山崎が中盤に君臨して司令塔を担っていたのでこれは向こうにとっては痛いのではないだろうか。

浦和はスタメンが夏以前とだいぶ代わっていますね。
ディフェンスラインでは畑本が復帰、岡本が右サイドに入ったのは相手のサイド攻撃対策だろうか。またボランチは池西の代わりに広瀬、前線には葺本の代わりに高木が入った。

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FC東京ボールでキックオフ。
10重松がキックオフゴールを狙うもGK中村がキャッチ。

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03分 FC東京は右25mの位置からの直接FK。
10重松が直接狙ったボールはゴール左に飛ぶがGK中村が倒れこんでキャッチ。

05分 浦和は左サイドを17矢島倫が突破。
落としたボールを21若井がクロスを入れる。
エリア内で混戦から13岡田がシュートを放つもGK崔がキャッチ。

07分 浦和は21若井から中央の13岡田へ。
岡田がスルーパスを出すと19高木が裏に反応。
エリア左サイドからシュートを打てる体勢だったが、相手DFが入って打ちきれず。

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12分 FC東京は左サイド23mのFK。
10重松が直接狙ったシュートは巻いて右ポストを直撃。
入っていても可笑しくないシュートだった。

17分 FC東京は右サイドからのFK。
中へ入れたボールのこぼれを11梅内が反応しシュート。
しかしゴール左に外れる。

18分 FC東京はCKのチャンス。
ゴール中央に入ったボールはGK中村がパンチを真上に上げてしまう。
混沌とした状況の中ワンバウンドして大きく弾んだボールをFC東京が頭で押し込む。
しかしゴール枠に飛ばない。

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FC東京はここまでチャンスらしいチャンスは全てリスタートから。
流れの中ではパスミスも多く、プレスも掛かり切っていない。
ストライカーの重松もここまでは浦和ディフェンス陣がうまく囲い込んでいる。

対する浦和は夏前までとは違い、ロングボールでの組み立てが多い。
春から夏に掛けての、ディフェンスラインからトコトン平面で繋いでいくといった『平面至上主義』のようなプレーは見られない。
高木がある程度体を張ってキープ出来ているのが大きいのだろうか。
またシステムもこれまでの4-1-2-3から4-1-4-1に近くなって、守備時のスペースマネジメントが改善されている。
このある意味現実的な戦い方が浦和の攻守のバランスを良くしていた。

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試合は手の内を知っている両チームが探り合うような展開の中、静かに進んでいく。

20分 浦和は21若井に警告。

25分 浦和はエリア右サイドで19高木がポストに入る。
落としたボールを13岡田が右45度からシュート。
浦和前半最大のチャンスはバーを掠めて外れていった。

35分 FC東京は左サイドのFKを素早いリスタート。
そこからのクロスにニアで11梅内が飛び込む。
しかしGK中村が体を張ってブロック。

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38分 浦和は中盤で10石沢が絶妙なヒールで残したボールを11磯部が受ける。
磯部はそのままドリブルで20m持ち上がりそのままシュート。
GK崔が倒れ込んでこのボールをキャッチ。

44分 FC東京は右サイドから08年森がアーリークロスを送る。
11梅内が走り込んで合わせるもGK中村がセーブ。

45分 浦和は17矢島倫に警告。

前半はお互いが様子見のままスコアレスで終了。

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後半開始。

両チームとも交代は無し。

03分 FC東京の10重松に警告。

06分 浦和は05大里に警告。

08分 浦和は17矢島倫が中央をドリブルで持ち上がり右サイドへ。
右で受けた13岡田が中へ入れ、10石沢がシュートを狙うもGKがキャッチ。

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09分 FC東京のGK崔がエリア外でパントキックをしたとしてハンドのファウル。
エリア外からの直接FKを10石沢が狙うも壁に当ててしまう。

10分 FC東京が均衡を破る。(浦和0-1FC東京)
右サイドで受けた09山口が浦和ディフェンス二人を交わしながら中へ入る。
エリア右角から左足を振りぬくとゴール左サイドネットに見事突き刺さった。

若干浦和の寄せも甘かったが、それにしてもシュートが素晴らしかった。

12分 FC東京は中央を10重松が持ち上がり右サイドへパス。
走り込んだ08年森がエリア内フリー。
危険なシーンだったが年森のシュートは枠を捉えられない。

失点して少しバタついた浦和。
連続失点だけは避けたい。
そしてこの辺からジャッジがおかしくなっていく。
判定基準が曖昧なため、浦和側観客席から怒号が響く。

27分 浦和は19高木に代えて18鈴木大を投入。
高木は良くやっていたと思う。
本来ポストタイプでは無いと思う。しかしチームでポスト出来る選手が少ないため中央で体を張る役割が求められるのだが結構様になっていたと思う。

32分 浦和が同点に追い付く(浦和1-1FC東京)
右サイドで17矢島倫がキープからオーバーラップの岡本へ叩く。
岡本がクロスを上げるとファーで11磯部がフリー。
そのまま頭で合わせてゴールにたたき込んだ!

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33分 FC東京は10重松を下げて14三田を投入。

35分 FC東京は09山口に警告。
FC東京は07星に代えて15佐々木を投入。

39分 浦和は足の攣った10石沢に代えて24矢島慎を投入。

最後の10分は決勝点を狙う両チームの動きも激しかったが、レフェリーの笛に過剰反応する観客の怒号が試合を荒れたものに変えてしまった。
サイドラインを割った割らない、足を引っかけたのに何故ファウルを取らない、など一つ一つの(それこそ騒ぐほどのものでもない)判定にブーイングする観客。
選手たちも観客のブーイングにつられて荒れそうになったものの、最後までよく平静を保ってプレーをしていたと思う。

そんな中試合も残りはロスタイム。表示は3分。

46分 浦和が最後の最後に突き放した!(浦和2-1FC東京)
左サイドを突破した17矢島倫がタッチライン際から低くて速いクロスを入れる。
中央待ち構えた18鈴木大が左足で押し込んだ!

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土壇場で勝ち越した浦和がそのまま守りきり2-1でFC東京から勝利をもぎ取った。

試合後、副審からハンドの件で説明を受けていたFC東京のGK崔が、納得がいかないのか異議を唱えてしまい主審からレッドカードを受ける事態が起こった。プリンスの浦和対三菱養和戦での小笠原もそうだが、NACK5スタジアムはGKがエリア外に出やすいスタジアムなのだろうか??

高円宮杯 全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会 1次リーグ第1戦
浦和レッズユース 2 - 1 FC東京U-18
得点者 浦和:磯部、鈴木大  FC東京:山口
(2009.9.6 NACK5スタジアム大宮)

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FC東京はプリンスリーグで1-6と大敗した相手でしたが、まさかここまでやってくれるとは正直思いませんでした。
今日は春先よりの繋ぐサッカーよりもより現実的なサッカーで攻守にバランスの良い試合が出来ていたと思います。
2年生が多いチームですが、そんな中で数少ない3年生の石沢や岡田が中盤でよく奮闘していましたね。そういう意味では2年前のチームを思い出します。
あの時も2年に山田直輝や高橋峻希がいて注目されていました。だけど実質的にチームを引っ張っていたのは3年生の矢部や鈴木秀でした。

さて勝ったのはとても嬉しかったのですが、どうにも気になるのが一つ。
あの酔っ払い観客です。
普段ユースの試合を見ることのない人なのかもしれませんが、ユースはプロでは無いので選手個人を攻撃したりするのはもっての外だし、またレフェリーもプロを裁く人たちでは無いので、判定一つ一つに対して文句を言うのはあまり気持ちの良いものではありませんし、選手たちにとっても悪影響です。またユースの試合はプロと違って声がピッチに届きやすいのですから、逆にいえばプロに対するよりもっと掛ける言葉には気を付けなければならないでしょう。

とはいえ幸先良く勝ち点3を得ることができました。
グループ1位になると決勝トーナメントは石巻で見るには厳しい環境ですが、そんなことは関係なく是非1試合1試合力を出し切って最善の結果を追い求めてほしいですね。

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