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高円宮杯 第18回全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会 準決勝

高円宮杯の準決勝が国立競技場で行われました。
準々決勝で市立船橋高校を破った浦和レッズユースは今度は市船と同じ千葉県の流通経済大学柏高校と対戦します。
流通経済大学柏高校とはプリンスリーグで対戦し、そのときは2-2で引き分けています。

【浦和レッズユース】              【流通経済大学柏】
   14原口 11林 18高橋             18上條  10大前
     10鈴木  08山田            08村瀬      21保戸田
        06矢部                 07中里  13名雪
 13永田 15浜田 20菅井 03山地    16比嘉 05秋山 03天野 02中冨
        01柴田                     17谷口 
                          
 

浦和は今大会で躍進の原動力となった4-3-3(4-1-2-3)システムで臨む。
右サイドバックには高さ強さのある山地を起用。

試合は浦和のチャンスで始まる。
01分 11林のポストから右サイドの18高橋へボールが渡る。
ディフェンスラインの裏に抜けた高橋がエリア内にドリブルで切り込んでいき、並走したディフェンダーに倒されるが笛は鳴らなかった。

序盤、攻撃はうまく形を作っていた浦和だが、守備でミスが出る。
08分 流経左サイドからのスローイン。ロングスローでエリア内に放り込まれたボールを15浜田がクリアを空振りしてしまう。ボールはそのまま裏に流れ、フリーで待っていた流経10大前に渡る。これを大前が難なく決めて先制。(0-1)

さらに10分、流経が左サイドから上げたクロスをファーサイドで10大前が浦和DF20菅井に競り勝ちヘディングシュート。シュート自体に勢いは無かったがコースが良くGK柴田の伸ばした手の先を抜けゴールに吸い込まれた。(0-2)

この時間帯、明らかに浦和のディフェンス陣は集中が足りなかった。この2失点シーン以外にも横パスを相手に渡したり、ボールコントロールをミスしたりと大舞台での戦いに慣れていないのか、考えられないプレーが続いた。

さて、思わぬ2失点スタートとなった浦和だが、時間は未だタップリとある。まずは守備を立て直してからじっくりと攻めに出ていきたい。右サイドでの守備があまいとみたのか、2失点後、浦和は18高橋と10鈴木の位置を入れ替える。

12分 浦和のFK。右奥から10鈴木が蹴ったボールはファーサイドで15浜田の頭に合うがヘディングシュートは惜しくも枠外へ。

15分 浦和は中央25mからのFK。少しずらしたボールを永田が左足で狙うがカベに阻まれる。

15~30分
流経は4バックラインを高く保ち、浦和に中盤のスペースを与えない。
しかし揃ったバックラインではないためラインにズレができ、そこを浦和が突いていく。特にサイドからの飛び出しが有効で、たびたびディフェンスラインの裏を突いてはチャンスに繋げていた。

35分 中央25mから流経のFK。浮かしたボールを08村瀬がドライブシュート。面白い狙いだったが、ゴールマウスを捉えず。

38分 浦和は中盤でのこぼれ球を08山田が拾いそのまま持ち込みミドルシュート。しかし枠外。

39分 浦和は右サイドを18高橋が抜け出しマイナスクロス。中央で11林が体に当てて押し込むがわずかにボールはゴール右にそれる。惜しい。

前半中に1点でも返しておきたかったが、得点を奪うことはできず0-2で前半終了。

 

後半開始。浦和は03山地に代えて21池田を投入。

01分 浦和は11林のキープから18高橋へスルーパス。これが通り高橋が抜け出しエリア内で倒されるがファウルの笛は無し。

05分 浦和が反撃の狼煙を上げる。(1-2)
左サイド14原口が右足に持ち替えて中へクロス。中央で11林の落としを10鈴木が押し込んだ!

後半早い時間帯での得点で勢いに乗る浦和。

09分 左サイドから右の21池田へ展開。池田はダイレクトで前の18高橋へ。高橋に渡れば大チャンスだったがトラップが流れてしまいそのままGKへ。

攻めに行きたい浦和だが、ディフェンスは相変わらずチグハグさが目立つ。

12分 流経右サイドのFK。中央で流経が押し込もうとしたボールはバーに当たる。こぼれを再度押し込む流経だがこれもバーに当たり助かる、かと思われたが、そのこぼれをGK柴田が相手と競り合いながら弾きにいったが弾ききれず3度目にしてついにゴールを割られてしまう。(1-3)

勿体ない失点だった。
浦和はキーパーチャージを主張していたが、あの場面では体を投げ出してでもはじき出してほしかった。

浦和もくじけず反撃する。

13分 スルーパスに反応した11林が抜け出しエリア内で倒される。笛が鳴り「PKか?」と思われたが判定はエリアの外との判定。2~3m戻された直接FKを08山田が狙うが枠を大きく外してしまいゴールならず。

17分 流経は左サイドを07中里が抜け出しそのままクロス。中央と外から選手が飛び込んできたが僅かに合わず。

21分 流経の追加点。(1-4)
中央を18上条がドリブルで持ち込みディフェンス2,3枚を引きつけスルーパス。そこに20久場が走り込み落ち着いて決めた。

この失点は点を取りに行って前掛かりになったところを突かれたものなのである程度しかたないか。

23分 浦和は14原口に代えて24阪野を投入。
この試合原口はスペースがなく前を向いてドリブルを仕掛ける機会が極端に少なかった。流経に上手く守られた印象。

24分 浦和は24阪野がスローインを受けて反転ドリブルカットイン。エリア内でディフェンスに倒されPK獲得!
しかしこのPKを10鈴木がゴール上に外してしまい絶好のチャンスをモノにできない。

26分には10鈴木に代えて17田仲を投入。

30分 浦和の左CK。17田仲の蹴ったボールに中央で11林が頭で合わせるが惜しくも枠外。

32分 流経は中央のパス交換から抜け出た11田口が強烈シュート。しかしこれをGK柴田がファインセーブ。

34分 浦和は18高橋が上げたクロスをファーサイドで24阪野が落とし11林がボレーで狙う。しかしGKがセーブ。惜しい展開だった。

交代で入った24阪野が良い。前線で体を張ったポストプレーで両サイドの高橋や林を上手く使ったり、ポストだけでなく前を向いてドリブルで仕掛けるなど試合での機能性が以前より増している。今大会で急成長を遂げた一人ではないだろうか。

42分 浦和はロングボールから08山田が抜け出し17田仲へ戻す。田仲の落としを18高橋がシュートを狙うがディフェンスにブロックされる。

44分 浦和24阪野が流経ディフェンスライン裏に抜け出すと堪らず流経05秋山が後ろから阪野を倒し警告。これが2枚目のため退場になった。

浦和は最後まで点を取りに行く姿勢を見せたが、結局得点は奪えず1対4でタイムアップ。決勝の地、埼玉スタジアムへ行くことは叶わなかった。

浦和レッズユース 1 - 4 流通経済大学柏高校
(2007/10/6 国立競技場 )

市立船橋戦で抜群の試合内容で勝ち上がり、内外での評価を上げた浦和レッズユースだが、この日流通経済大学柏高校戦では思ったような戦いが出来なかった。
1,2失点目は明らかなディフェンスのミスだったが、それを除いたとしても浦和の劣性は免れなかっただろう。
流経はディフェンスラインを高く保ち中盤にスペースを与えず、厳しいプレスからスピードのある前線を生かしていくサッカーだったが、これに浦和の中盤が対応できていなかった。
浦和ユースが対戦した高校チームはどこもこんな感じだったが、結局最後までこういうチームを苦手にしていた感じだ。

今大会で原口や阪野など急成長した選手がいたり、4-1-2-3のシステムが嵌ったりと収穫の多い大会だった。できれば決勝で埼玉スタジアムで走り回る選手たちを見たかったがベスト4も堂々と胸を張って良い成績だ。まだ若いチームだしこれからサハラカップもある。ここで得た自信と経験を糧にもう一回り成長した姿を見せてほしい。

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