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高円宮杯 第18回全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会 準々決勝

高円宮杯はベスト8が出揃い、今日は国立で行われる準決勝進出をかけた戦いが西が丘サッカー場と秋津サッカー場で行われた。

浦和レッズユースはラウンド16でコンサドーレ札幌ユースU-18を下し、西が丘サッカー場で市立船橋高校(以下、市船)と対戦する。市船が高校総体で優勝したことでレッズユースが高円宮杯に繰り上げ出場できたという縁のあるチーム。ここはきっちり勝って恩返ししたいところだ。

その前の試合では名古屋グランパスエイトU18が広島皆実高校を下し、一足先に準決勝進出を決めた。

会場の西が丘サッカー場は祝日でJリーグの試合も無いということもあり、1000人以上の観客がつめ掛けた。これまでの厳しい残暑の中での試合とは違い、今日は気温も高くなく、過ごしやすい中で行われた。やってる選手も、見ている人にも嬉しいことだ。

(浦和レッズユース)           (市立船橋高校)
   14原口 11林  18高橋             11富田 15中村
     10鈴木  08山田直          10渡部        09若狭
        06矢部                 07加藤弘 08山田拓
 13永田 15浜田 20菅井 27和田   06濱田 05橋本 04鈴木 03加藤忠
        01柴田                    01上福本

  

市船のディフェンダー、05番の橋本は来期の浦和レッズ加入が内定している190センチの大型ディフェンダーだ。この試合は浦和目線とともに、橋本にも注目して試合を見てみることにした。

試合開始
浦和のファーストシュートは03分、08山田直が14原口からボールを受け、左から右足に持ちかえミドルを放つ。これはゴール右へ外れた。

06分にアクシデント。
空中戦を浦和15浜田と市船11富田と競り合った際に浜田が出血。どうやら口付近を切ったようだ。ピッチ外に出てからテーピングで顔を覆った浜田が再登場。大丈夫のようだ。

10分 浦和の連続攻撃。14原口の左サイド突破から13永田がクロスを中へ送る。一旦はこぼれるがこれを原口が拾いシュート。しかしDFがブロック。このこぼれを10鈴木が再度シュートを狙うがこれはGKが正面でキャッチ。

12分 浦和のFK。やや右サイドから10鈴木が直接狙うがコースが甘くGKキャッチ。

16分 市船は右サイドからロングキックで一気に左サイドへ送る。これに10渡部が飛び込むがGK柴田が先にキャッチ。

20分 浦和左サイドからFK。08山田直の蹴ったボールにゴール前10鈴木と18高橋が飛び込んで触ったボールはゴール外へ。

22分 浦和06矢部から左サイドの14原口へ。原口は左サイド突破しクロスを供給するも中と合わず。

23分 浦和は右サイドの10鈴木から左の11林へ展開。受けた林が中に入りながら右足で狙うもゴール左へ外れる。

25分 浦和10鈴木がこぼれ球を拾って30mの位置から豪快ミドル。しかしGKセーブ。

26分 市船は右FKから中央競り合い11富田がヘッドを合わせるがゴール外へ。

27分 市船のCKを守って浦和のカウンター。18高橋が持ち上がり14原口へ。原口がシュートを狙うもGKがキャッチ。

31分 浦和は中央でボールを受けた11林がそのままミドルを狙う。これもGKキャッチ。

33分 市船は右サイドを09若狭が突破する。そのままクロスを送ると中央で11富田がフリー。決定機だったが狙いすぎたかヘッドは枠を逸れた。

34分 浦和の先制点(1-0)
18高橋が右サイドからドリブル突破を仕掛ける。相手に突かれながらも粘ってクロスを供給すると、中で10鈴木がヘッドを合わせる。弧を描いたボールはゴール左ポストにあたりそのままゴール!浦和にとって待望の先制点が生まれた。

36分 浦和は中央の08山田から左スペースへスルーパス。長すぎかと思われたが13永田がスピードを生かして追いつきそのままクロス。中央で林が待っていたが、その前でGKがキャッチ。

44分 浦和は06矢部が中央から左足で豪快にミドルを狙う。これはゴール右へ外れた。

浦和優勢のまま前半終了。内容的には今期一番といっても良いかも知れないほどの内容だったのでもう1,2点取っておきたかった。

~後半開始~

両チームとも選手交代は無し。

04分 浦和は中央22mの位置からFK。08山田直の蹴ったボールはエリア内でディフェンスに当たりあわやオウンゴールかと思われたが、ゴール外へ逸れCKへ。

09分 市船はカウンターから10渡部が左サイドを疾走し浦和右サイドの27和田を交わしクロスを送る。クロスはGKがキャッチするが、サイドをスピードで崩され始めた。

12分 この時間帯は市船の時間帯で、両サイドからのクロスに対しエリア内に飛び込む人数が前半より多くなってきた。得点の匂いが漂いだす。

14分 浦和は左スローインから08山田直のリターンを受けた14原口がエリア内に侵入し、ラインぎりぎりからシュート気味のクロス。中で触れば一点だったが中と合わず。

15分 市船の同点シーン(1-1)
市船は左サイドを10渡部?がスピードを生かして突破すると、エリア内でたまらず20菅井が倒してしまいPKを献上。笛が鳴った後に15浜田がボールを蹴ってしまい浜田に警告。このPKを10渡部が冷静に決めてついに同点。

後半運動量が落ちてきた浦和に対し、満を持してというか、市船のスピードを生かした両サイドからのアタックが効き始めてきたところでのPKだった。

失点後、浦和はペースを落とすと市船に一気に持っていかれる恐れがあったが、その後浦和も持ち直し、その後は5分5分の展開に。

20分 市船はFKのこぼれ球を08山田拓が強烈なミドルを狙う。GK柴田辛うじてセーブ。

21分 浦和は10鈴木に代えて24阪野を投入。18高橋を一列下げる。

23分 市船はゴールキックからのこぼれを右サイド交代出場の14渋沢が一気に持ち込み右45度からシュートを狙うがこれはゴール左に外れた。

26分 浦和左サイドのスローインから08山田直と18高橋のパス交換から山田直がシュートを狙うがヒットせず。

36分 浦和は14原口が左サイドでキープして中の08山田直へ。山田はエリア内の24阪野に当て、阪野の落としを18高橋がフリーでシュートを狙う。形は完璧だったがシュートは枠を外れてしまう。

37分 浦和は14原口が左サイドから中に入り右足で狙うもGKがセーブ。

37分 市船は右サイドを09若狭が抜け出しドリブルシュート。決定的だがこれをGK柴田がファインセーブで救う。

38分 市船カウンターから10渡部が抜け出しそうになるが、GK柴田が飛び出しクリア。

43分 浦和はCKのチャンス。一度はGKに弾かれるが、こぼれを14原口が拾いワンフェイク入れてフリーでシュートするが、体勢が崩れて枠外へ。

後半は両チームどちらが決勝点を奪ってもおかしくない展開が続いたが、試合は結局1-1で延長戦へ突入した。

浦和は後半追いつかれたあと、脚が止まりかけたが市船のカウンターをなんとか持ちこたえて延長に持ち込んだのは大きかった。

~延長前半~

疲れの見える27和田に代えて03山地を投入、そのまま右SBへ。
市船の左サイド10渡部の突破を和田はよく防いでいたが、山地に代わったことにより市船の左サイドを鎮静化させることに成功した。

06分 浦和の決勝点(2-1)
市船陣内で浦和のFK。クイックリスタートから左サイドを14原口が突破。相手に押されながらも粘ってエリア内へ侵入すると、角度の無いところから右足を振りぬくとボールは逆サイドネットに突き刺さった!

得点を決めた原口だが、足の負傷からそのまま09宮川と交代。

10分 市船の直接FK。右45度から狙ったシュートは壁がジャンプして体でブロック。

~延長後半~

01分 浦和の追加点(3-1)
左サイドに張り出た24阪野が中へ切り込むが一旦はじかれる。こぼれ球を拾い右から作り直し08山田直がエリア内で打ってくださいとばかりに11林に落とす。これを決めたい林だったがGKに弾かれてしまう。しかしこのこぼれ球を阪野がいち早く反応し押し込んだ!

09分 市船最後の攻撃。左サイドFKが右に流れる。右の09若狭がフリーでボールを受けるとそのままシュート。しかしこれをGK柴田が今日何度目かのビッグセーブ!

このまま3-1で試合終了。
浦和レッズユース 3 - 1 市立船橋高校
(2007/9/24 西が丘サッカー場)

市船は例年通り組織だった守備の堅くゲーム運びの上手いチームだった。
前半は浦和の出足が早いと判断すると、ここを凌ぎ後半に勝負をかける。
同点までは市船のほぼ思惑通りのゲーム展開だったかもしれない。
両サイドにはスピードのある選手が揃い、CF11富田は高く強い。
中盤センターは07加藤弘がガッチリ陣取っており、中々隙を見せない。
注目のCB橋本だが、高さはやはり完勝だったし、失点も90分で見れば1点なのでまあ及第点だろう。ただ試合の中での存在感という点ではあまりキャプテンシーとかは発揮しない選手なんだろうか。

浦和は今期一番の試合だったように思った。
前半は豊富な運動量と正確なパス交換でやりたいようなサッカーが出来ていた。
後半失速し、同点に追いつかれたあとも粘って失点しなかったし、延長では逆に切り替えて運動量が持ち直して突き放したあたりは夏から短期間で相当チームとして成長したんじゃないだろうか。

浦和レッズユースが高校総体チャンピオンの市立船橋高校を下し、国立で行われる準決勝にコマを進めた。相手は市船と同じ千葉県の流通経済大学付属柏高校だ。この学校とはプリンスリーグ関東で対戦しており2-2の引き分けだった。相手は強豪だが、勝てない相手ではないだろう。勝って決勝の地、埼玉スタジアムに戻ってきたい。

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