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高円宮杯 第18回全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会ラウンド16

高円宮杯は予選ラウンドが終了し、レッズユースは2勝1分の勝ち点7のグループ1位で決勝トーナメント進出を決めました。今日は決勝トーナメント1回戦、相手はグループDを3位で通過したコンサドーレ札幌ユースだ。レッズは2年前のこの大会で決勝トーナメントに進出しながらトーナメント1回戦で敗退しており、また夏の全クラでも決勝トーナメント1回戦で負けるなど、トーナメント1回戦が鬼門のようだ。この鬼門を突破して是非頂点を目指してもらいたい。

会場の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場では「静岡学園 対 広島皆実」と「浦和レッズユース 対 コンサドーレ札幌ユースU-18」の決勝トーナメント1回戦2試合が行われた。
渋滞に嵌ったりして私が会場へ着いたのは1試合目の前半30分過ぎだった。

静学対皆実は前半0-0。前半途中から見た限り静学が押し込む時間が長かったようだ。ただ静学は相手を崩しながらも肝心の点が取れない。これは後半に入っても同じ。広島皆実はガッチリ守って相手の隙を突いて1点取って逃げ切りたいという気がアリアリのサッカーだった。
そんな思惑の中、後半の中頃に皆実がPKを獲得する。スタンドの静学応援団は静まり返るが、このPKを静学ゴールキーパーが見事ストップすると、応援団も息を吹き返し再び大声援を送るようになる。流れの中で皆実が点を取れる雰囲気は無かったので、このチャンスをものに出来なかった皆実は正直厳しいかな、と思っていた。しかし、後半残りわずかの場面、静学のDFが自陣サイドからクリアを中央に入れてしまう。明らかなミスだった。これを皆実に拾われ最後は落ち着いて決められ痛恨の失点をしてしまった。結局その後静学の猛攻をGKのファインセーブなどでしのぎ切った皆実が1対0で見事勝利を収めた。

静学はグループリーグで見たときよりも動きが鈍いように思った。
相手を崩してチャンスになっても最後のところでシュートに行かずパスを選択してミスしてしまうなど、らしくない感じで勿体なかった。

さあ、第2試合です。

(浦和レッズユース)           (コンサドーレ札幌ユースU-18)
   14原口 24阪野 11林             09横野 10大西
     10鈴木  18高橋           14古田        07岩月
        06矢部                 18佐藤 08鶴野
 13永田 15浜田 20菅井 02丸山   03松本 04熊澤 05加藤 17打矢
        01柴田                    01平加

浦和は中盤の山田直輝と田仲智紀が不在。プレイメーカー的な両選手がいないことが試合にどう影響するか。逆にFW阪野はグループリーグからの好調さが買われた先発だろうか。

試合は序盤互角の展開。札幌は浦和のDFラインにもプレスを掛けてくる。プレッシャーを受けた中でも細かく繫ごうとする浦和。
03分、浦和14原口が左から中に持ち込み右足で狙うが枠の上。
05分、札幌は右サイドを07岩月が長い距離を走ってラインを飛び出したところにパスが通りチャンスを迎えるが、ここはGK柴田が判断良く飛び出してCKへ逃れた。
06分、そのCK。中央で05加藤が合わせるがゴール外。

問題の前半08分。
札幌は縦パス一本で09横野が抜け出す。後追いとなった15浜田が後ろから押した格好で横野が倒れる。しかしこのプレーに笛はならなかった。ファウルならカード相当のプレーだし、場所もエリアギリギリで中か外か微妙なところだった。笛がならなかったのは倒れるほどのプレーではないと審判が判断したのだろう。このプレーで札幌ベンチが第4審に猛抗議するが当然ながら判定は変わらず。

09分、浦和は縦パスに24阪野が抜け出し11林とスイッチ。林が左サイドに流れながら抜け出し左足で放ったシュートは惜しくも枠外。

11分、浦和の先制点のシーン。(1-0)
中央にポジションをとっていた14原口にボールが渡る。原口はそのまま前へドリブルを開始し、二人、三人と相手DFを交わしエリア内に入ると、GKをよく見て右インサイドキックでゴール右に流し込んだ。

12分、勢いづく浦和は18高橋から24阪野へスルーパスが通る。抜け出した阪野が右45度からシュートを放つがこれはGK正面でセーブ。

14分、札幌は14古田が左サイドから中へ持ち込み左足でミドルを狙うがゴール上へ。
この古田は1年生だが技術と俊敏性のある、大分の梅崎のような厄介な選手だ。

15分には浦和13永田に危険なタックルで警告。

18分、浦和は18高橋が右サイドを突破しマイナスのクロス。これをエリア内で11林が相手を背負ってシュートを狙うが潰されてしまう。

20分、札幌の同点ゴール(1-1)
直前のプレーで15浜田が札幌09横野を倒してしまいFK。場所は中央25m。僅かにずらしたところを横野が強烈なキックで狙うと、これが壁に当たりコースが変わりゴールイン。浦和から見れば不運な失点だった。

23分、札幌の攻撃。ロングボールに10大西が抜け出しチャンスを得るが、間一髪GK柴田が先に触りブロック。

札幌は比較的ロングボールでの攻撃が多い。
基本は09横野に当ててからの展開だが、一発で裏を狙うパスも多く、浦和の両センターバックも対応に苦慮していた。

29分、札幌03松本が浦和FKのボールを蹴ってしまい遅延行為で警告。

31分、札幌は左サイドを03松本が14古田とのコンビからオーバーラップ、マイナスクロスを送るが中央で浦和がなんとかクリア。

33分には札幌09横野が足裏を見せたタックルで警告。

35分、札幌は縦パス1本。10大西が裏を取ってGK柴田と1対1のチャンス。シュートを放つがこれはわずかに左へ外れ浦和としては助かった。

38分、札幌は14古田から03松本へのパスで左サイドを突破しグラウンダーのクロス。中央で10大西がダイレクトで狙うも枠外。

浦和右サイドを札幌にキレイに崩されるシーンが目立つ。14古田を捕まえきれないため03松本のオーバーラップがよく機能していた。

38分、浦和の反撃。中央18高橋から左サイドの13永田へ展開。永田からのクロスを中央から11林がヘッドで狙う。ボールは枠外に外れたが、流れはいい展開だった。

41分、浦和は中央の10鈴木のキープから11林を経由して右サイドをオーバーラップした02丸山へ。丸山のクロスに中央で24阪野がヘッドを合わせるが惜しくもゴール上へ。

ここまではサイドの使い方は両チーム互角か。

42分、浦和のCK。ファーに流れたところを14原口がキープ。切り返しからの右足シュートはGK正面でキャッチ。

44分、札幌は右サイドを崩して07岩月がクロス。中央で浦和DFが跳ね返すがこぼれ球を14古田がミドル。これは浦和DFが体を張ってブロック。

45分、札幌前半最後のチャンス。エリア内で縦パスを受けた09横野がDFを背負いながら素早く反転シュート。バーに当たり浦和としては助かったが、横野のプレーは素晴らしかった。

~後半~

04分、札幌が左サイドから崩して14古田がクロス。中央で10大西がジャストヘッドだが惜しくも外。てか危ない。

07分、札幌09横野が警告2枚目で退場。競り合いに遅れて入ってしまったのをアフターファウルと取られたようだ。横野は体を張ったプレースタイルが持ち味のようなので、どうしても警告対象になるようなプレーも増えてしまうのだろう。

08分、浦和勝ち越し!(2-1)
先ほどのプレーで得たFKから左サイドの14原口に展開する。原口のクロスは一旦は弾かれるが、こぼれを原口がボール奪取し中央へ折り返す。中で受けた10鈴木が胸トラップから押し込みチャンスをモノにした!

10分、浦和は左サイドを10鈴木が粘って中央の18高橋へ。高橋がミドルを放つが惜しくもゴール右へ外れる。

11分、浦和が突き放す!(3-1)
浦和14原口が中央からスルーパス。これを受けた24阪野が抜け出し冷静にゴール!

12分、浦和は02丸山に代えて03山地を投入。

13分、浦和10鈴木のスルーパスから18高橋が抜け出すがGKが飛び出しセーブ。

25分、札幌は左サイドをこの日再三突破している14古田からクロスが送られ中央で10大西が飛び込むが、浦和DFがなんとかクリア。

26分、浦和は14原口が札幌からボールを奪いそのままドリブル開始。エリア内切り返しから右足放たれたシュートは惜しくもサイドネットへ。原口はそのまま21池田と交代。

33分、札幌は浦和20菅井のトラップミスからボールを奪いシュートまで持ち込もうとするが、ここは菅井が戻ってブロック。

35分、札幌14古田が左足でミドルを狙うがGK柴田がセーブ。

38分、札幌のFK。左エリア角から14古田が左足でニアへキック。10大西が飛び込みヘッドを合わせるがゴール外へ。

この時間帯浦和はあまり仕掛けに行かず、数的優位を生かしてボールを回して時間を使っていくが、腑としたパスミスから相手にボールを渡してしまいピンチを招くことも。

39分、浦和はロングボールを24阪野が競って裏にこぼれたボールを交代出場の09宮川が受けて抜け出し、エリア内切り返しからシュート。GKファインセーブによりCKへ。
そのCKを15浜田が足で狙うが弱くGKキャッチ。

42分、札幌最後のチャンス。
右サイドからのクロスからファーサイドから交代出場の25金子がフリーでシュート。これをGK柴田がファインセーブで防ぐ。

このままスコアは動かず3-1で浦和レッズユースが快勝!

浦和レッズユース 3 - 1 コンサドーレ札幌ユースU-18
(2007/9/22 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)

9月24日に西が丘で行われる準々決勝に進出しました。相手は横浜Fマリノスユースを下した市立船橋高校です。

この日のレフェリングは札幌側から見たら納得のいかないものかもしれないですね。
前半に横野が抜け出し浜田が倒したシーン。後半の退場シーンなど。審判によってはこれらの判定が違っていたかもしれない。しかし、ユースを見ている人ならわかるだろうが、ユースシーンではこういう試合はホント日常茶飯事なんです。今日はたまたま浦和側に有利な笛だったが、違う試合では浦和に不利な笛を吹かれることもある。これらのことは昨日今日始まったことではなく、ずっと以前から言われていること。札幌側からしたら言いたいことは一杯あるかもしれないが、できれば今日の試合だけにフォーカスして話をするのではなく、これをユース年代全体の問題として捉えてほしいですね。

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